National Anthem 国歌について

復習に、歌詞を見ながら独唱してみていただきたい。高い音が出ないだろうなあ、とか気にせず、あくびをするとき、風呂場で鼻歌を歌うときのように、のびのびと声を出して。

 

http://www.youtube.com/watch?v=jAYPN-1Yjt0

 

アメリカの国歌のことを書いてる間に、何度か、君が代のサイトも目に留まった。

 

Star-Spangled Banner は、ここで負けたら、独立を失ってまた植民地に戻るのでは、という瀬戸際で、神の助けとしか思えないような奇跡が起こって、イギリスの大艦隊を追い払ったとき、できた歌。

 

君が代は万葉集の和歌で、いざなぎ、いざなみの子供たち(私たち)がいや増しますように、という意味だという人もいれば、筑紫(九州王朝) の君主にささげた歌だという人もいる。

http://sun.ap.teacup.com/souun/198.html

 

とにかく、外交上、国歌がいります、といわれ、薩摩藩の大山巌が選んだのが、この万葉集の和歌だった。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~jisso/

 

英国軍の楽隊長が曲をつけたが、日本風じゃないと、宮内省雅楽課が編曲し、ドイツの音楽家が和声をつけ、1880年、国歌として歌われたのが最初だそうだ。

 

1880年というと、明治維新から13年たっている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%B2%BB%E7%B6%AD%E6%96%B0

隠密、密告、さらし首の徳川政府のもと、士農工商に分けられていた人たちは、一応、みんな平等ということになって、「着物は紺や茶色の木綿しか着られない」とか、「町民の髪形はこれでないといけない」とか、気にしなくてもよくなった。

 

どんな職業にでも就けるし、関所はなくなり、どこにでも旅行にいける。

 

鉄道が通り、ガス灯が街路を照らし、レンガ造りの建物ができ、パンやミルクや牛鍋が食卓に登場するようになって、マスコミからいろんな情報が入ってくる。

 

政府は工場を建てたり、尋常小学校で子供がみんな教育を受けられるよう体制を整えた。

 

着物のすそを引きずらず、「ざんぎり頭」の天皇は、当時の人には、グーグルの社長のように斬新な存在だったのではなかろうか。

 

日本を近代化するには、女子の教育が必須だと、明治天皇は女の子をアメリカへ留学させ、のちの女子教育の道を開いた。世間一般はみんな、女は勉強する必要ない、と思っていた時代である。

 

当時、一般の人は、君が代をあまり知らなかったようだが、知っていて歌った人たちは、どんな気持ちで斉唱しただろうか。

 

今は軍事国家の象徴のように日本人にいぶかしく思われる歌だが、

明治のひとたちは、明るい治世をもたらした天皇を思いながら歌っただろうか。

 

君が代は、千代に八千代に、

さざれ石の巌となりて、苔の生すまで。

 

御君の治世が末永く、

土砂が固まって岩盤となり、苔むすまで続きますように。